【帯の種類と見分け方】生地の織り方や柄の付き方・文様の種類について解説

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帯にはさまざまな種類があり、TPOに合わせて着物を選ぶように帯のコーディネートも異なります。いざとなると、着物にどんな帯を合わせたらよいのか迷う方も多いようです。そこで、まず帯の種類に注目してみましょう。本記事では、帯地の織り方や柄の付き方、文様の種類について解説します。

 

帯の種類は着物の格に合わせて選ぶことが大切

帯の種類は、着物との正しい組み合わせを押さえておきたいものです。この組み合わせにはルールがあり、着物の格に合わせて選ぶことが大切になります。格とは、着用する場面やその目的に対する基準のことです。帯の格は、袋帯や名古屋帯といった帯の種類や素材、織り方の違い、柄の付き方や文様によって決定づけられます。着物と同じ格の帯を選ぶことで調和のとれた装いになるのです。

 

帯の種類と見分け方とは?着用する場面と帯の格

 

帯はどれも同じように見えて、一見して分かりづらいのが帯の種類です。さまざまな種類がありますが、長さと幅の違いで見分けることができます。ここでは、長さと幅による帯の分類とそれぞれの種類について解説します。

 

帯の種類は幅と長さで分類される

 

帯の種類は、幅と長さで大きく5つに分類されます。

 

  • 丸帯:幅約70cm、長さ4m以上

 

  • 袋帯:幅約31cm、長さ4m20cm以上

 

  • 九寸名古屋帯:幅約34cm、長さ3m50cm以上

 

  • 八寸名古屋帯:幅約30cm、長さ3m50cm以上

 

  • 半幅帯:幅約15cm、長さ 3m50cm以上

 

帯は洋服のようにSMLなどサイズ別ではなく、フリーサイズになっていることが特徴です。そのため、さまざまなサイズの方に対応できるよう長めに作られています。

 

丸帯

丸帯は、婚礼衣装の白無垢や色打掛に使われる最も格式が高い帯です。幅約70cmの帯地を2つに丸く折り重ねるため、総重量が3kgにもなります。主に、錦織(にしきおり)や金襴(きんらん)、緞子(どんす)などの華やかな生地で織られ、金糸銀糸、色糸が多く使われていることが特徴です。

 

振袖や留袖に合わせることも可能で、表にも裏にも全てに柄が入っているため、二重太鼓結びのほかにもさまざまな帯結びを楽しむことができます。また、女児の七五三に使われる祝い帯にも丸帯が使われています。

 

袋帯

袋帯は、丸帯を軽量化したものです。表と裏に別の生地(裏は無地)を使って、袋状に織られています。格としては丸帯と同格ですが、重さと厚みが抑えられている上に長さがあるため、丸帯よりも結びやすくなっています。結び方は、二重太鼓(太鼓の部分が二重になったもの)です。

 

豪華で格調の高い袋帯は振袖や留袖、訪問着などの礼装用の着物に組み合わせ、冠婚葬祭などの儀式や式典、子供の行事といったフォーマルな場面で着用します。礼装のイメージが強い袋帯ですが、金糸銀糸を使わない控えめな印象のものは観劇やお食事会などの場面での着用が可能です。その際には、訪問着のほかに付け下げや色無地に合わせます。フォーマルからインフォーマルまで幅広い用途がある帯です。

 

九寸名古屋帯

袋帯の簡易帯として考案されたのが名古屋帯で、一般に名古屋帯といわれるものは、九寸名古屋帯のことです。袋帯と比べると、ほぼ同じ幅ですが長さが異なります。帯結びである「太鼓結び」の太鼓部分を一重にするか二重にするかの違いです。名古屋帯は一重の太鼓に結ぶため、帯の長さが短くなっています。

 

金銀の糸や刺繍をほどこした華やかなものでも、袋帯のように正装用には使えませんが、普段着としてもあらたまった場面でも幅広く使えることが大きな特徴です。色無地や小紋、紬の着物に合わせることができます。袋帯に比べると着付けしやすく、気軽に使いやすい帯です。

 

八寸名古屋帯

袋帯と名古屋帯の違いはご理解いただけたと思いますが、九寸帯と八寸帯の違いは分かりにくい方が多いようです。どちらも仕立上がりは八寸ですが、仕立てる前の幅が、九寸(約34cm)と八寸(約31cm)という違いがあります。九寸帯は、生地の両端を約2cmずつ折って裏地をつけます。一方の八寸帯は、裏地をつけずに生地の端をかがって仕立てる帯です。

 

八寸帯は九寸帯よりも格下となるため、よりカジュアルな場面に限られます。小紋や紬などに向くものが多いなかで、手織りの最高峰といわれる金糸銀糸が多用された「つづれ織り」の八寸帯は別格です。留袖、訪問着などのフォーマルの着物に組み合わせても良いとされています。

 

半幅帯

半幅帯は、丸帯を除いた帯地よりも半分の幅で仕立てた帯のことです。気軽な街着(紬、小紋、ウールの着物など)や浴衣に組み合わせます。名古屋帯は胴部分のみが半幅になっていますが、帯全体が半幅になっていることが特徴です。

 

幅が細いため結びやすく、長さが4mほどあるタイプはお太鼓風に結ぶこともでき、短いものは2本使いの結い方もあり、さまざまなアレンジで楽しむことができます。着物が初めての方にとってもおすすめの帯です。

 

参考文献:『帯の常識と帯結び』世界文化社(家庭画報特選)

 

帯の種類は染めと織りの違いによって分けられる

 

染めと織りの違いは、着物や帯を染色するタイミングにあります。染めは白い糸で布を織り上げてから色を染めたものです。織りは色を染めた糸で織り上げていきます。ゆえに、同じ素材を使っても、織り上がった生地の肌ざわりや見た目に違いが出るのです。ここでは、まず着物の染めと織りによる格について説明し、染め帯と織り帯について解説します。

 

着物の染めと織りによる格

 

着物において、染めの着物は「やわらかもの」といわれ、高級感がありフォーマルな場面に適しています。織りの着物は、硬めの肌ざわりで素朴さがあり、街着や普段着にふさわしくカジュアルな場面で着用する着物です。

 

格でいうと、染めの着物が織りの着物よりも格上になります。帯における染めと織りは、格が着物とは逆になり、染めの帯はカジュアルな場面、織りの帯はフォーマルな場面で着用します。

 

染めの帯

 

染めの帯には柔らかな雰囲気があり、なめらかな輪郭や落ち着いた色合いが特徴です。金銀の彩色や、金糸・銀糸で刺繍をほどこした染めの帯に染めの着物を組み合わせると、優雅な印象になりセミフォーマルな場面に着用できます。また、金銀糸を使わない染めの帯に織りの着物を組み合わせると、柔らかさに統一感のある印象になるため、着物の格を上げることが可能です。

 

織りの帯

 

織りの帯は、刺繍や金糸・銀糸、色糸を用いた豪華な帯が多く、フォーマルな場面で使われる帯です。はっきりとした輪郭があり、染め帯の柔らかさよりも重厚感が際立ちます。「織りの帯に染めの着物」といわれるのは、高級な着物にはそれにふさわしい帯を合わせるという意味で、お祝いごとなどのフォーマルな場面での装いを表しています。また、織り帯にはカジュアルな帯もあり、織りの着物と組み合わせることで、街着としてりようすることも可能です。

 

参考文献:『帯の常識と帯結び』世界文化社(家庭画報特選)

 

染め帯と織り帯に使われる生地の種類

 

帯に使われる生地のほとんどは絹で織られていますが、織り方によっても種類が分かれます。同じ絹であっても、見た目や肌ざわりなど全く異なる特徴があるのです。ここでは、染め帯と織り帯に使われる生地の種類について解説します。

 

染め帯に使われる生地:縮緬(ちりめん)

 

縮緬は、おしゃれ着に合わせる帯として名古屋帯に仕立てることの多い生地です。撚りのない生糸(繭からとった加工のない糸)を経糸(たていと)と、強く撚りをかけた緯糸(よこいと)で織り上げられています。セリシン(膠質)や汚れを洗い流す精錬を行うことで糸の撚りがもどって、表面に縮緬独特のシボと呼ばれるしわ模様が現れます。滋賀県長浜市の浜縮緬、京都府丹後地方の丹後縮緬、新潟県五泉市の絽縮緬が有名です。

 

染め帯に使われる生地:塩瀬

 

塩瀬は、おしゃれ着に合わせる帯として名古屋帯に仕立てることの多い生地です。縦糸の隙間を小さくし、太い緯糸を打ち込むことで、横方向にうねという浮き上がりが現れます。織り上がった白生地を精練し、友禅染めで文様を描くことが多いです。また、うねで文様を作り出したものを紋塩瀬といいます。新潟県の五泉市が有名な産地です。

 

染め帯に使われる生地:綴れ

 

綴れ(つづれ)で織られた名古屋帯は、フォーマルにもおしゃれ着にも合わせることができる帯です。経糸に緯糸を組み込むときに、爪で緯糸をかき寄せることから、爪掻き綴れ(つめかきつづれ)とも呼ばれています。そのため、職人の爪はノコギリの歯のようにギザギザに刻まれ、道具としての役割があるのです。爪掻きの技法を用いる綴れは、京都府西陣地域の西陣爪掻本綴織が有名です。

 

織り帯に使われる生地:佐賀錦

 

佐賀錦は、佐賀県佐賀市を産地とし、主にフォーマル向けの袋帯に仕立てることの多い生地です。名古屋帯に仕立てられることもあります。佐賀錦の始まりには木綿糸を使っていましたが、現在では経糸に金銀、漆の箔糸を使い、緯糸には多彩な絹糸を用いて織り上げるスタイルに改良されました。帯生地のほかにも、バッグや草履、帯締めといった和装小物も多く作られています。

 

織り帯に使われる生地:緞子

 

緞子(どんす)は、打掛けの帯として織られることが多い高級生地です。金箔や金糸銀糸、色糸で模様を織り出すので、厚手で重量感のある帯に仕上がります。産地は、京都府西陣地域、群馬県桐生市、山梨県郡内地域が有名です。また、厳密には緞子とは異なる織り方をしている緞子風の遠州緞子があります。これは、江戸初期の茶人・小堀遠州(こぼりえんしゅう)が好んだとされる生地で、袋帯や名古屋帯に仕立てられています。

 

織り帯に使われる生地:唐織

唐織は、丸帯や袋帯に仕立てられることの多い生地です。金糸、銀糸や鮮やかな色糸を使って文様が織り出されます。太く撚りの少ない糸を浮き立たせる技法を用いるため、刺繍と見間違うほどです。また、落ち着いた色柄のものであれば、名古屋帯にも仕立てられています。京都府西陣地域の西陣織を代表する織の技法の1つです。

 

参考:「染と織」地域別辞典|一般社団法人民族衣裳文化普及協会 

 

帯の種類は柄付けによっても分けられる

 

帯を広げてみると、柄の付き方に特徴があります。柄付けは、「通し柄」と「「お太鼓柄」の2種類に分けられ、通し柄にも全通柄と六通柄があります。着物の格に合った帯を選ぶポイントにもなりますから、柄付けとその特徴を理解しておきましょう。

 

全通柄

帯全体を通して柄が入っている帯のことです。華やかで重量感があるものが多く、丸帯やフォーマル向けの袋帯として着用します。胴に巻かれる部分にも柄があり、贅沢な帯ともいえます。また、帯の結び方に左右されず、どのような結び方にも対応できるため、留袖や訪問着のほかに、振袖の帯として選ばれることも多いです。

 

六通柄

帯全体の6割程度に柄が入っている帯のことです。胴に巻く1巻めは、隠れて見えないため無地に仕立ててあります。フォーマルの帯として用いられるほか、街着や普段着にも合わせることが可能です。現代の袋帯はほとんどが六通柄で、名古屋帯にも使われます。

 

お太鼓柄

お太鼓柄は、お太鼓結びにした際に、お太鼓部分(背中側)と胴の部分だけに柄が入っている帯のことです。帯全体の3割ほどになることから三通、もしくは飛び柄とも呼ばれています。名古屋帯によくみられ、気軽なお出かけを楽しむ街着の帯に合わせることがほとんどです。

 

参考文献:木口屋芳子著『自分でできるきものの着つけと帯結び』成美堂出版 

 

帯の種類は文様が重要なポイントになる

 

着物の格を考えるうえで、ふさわしい帯を見分けるポイントをお伝えしました。例えば、フォーマルな場面での帯といっても、織り帯で全通柄や六通柄であればそれで良いというものではありません。着物の文様と帯の文様がマッチしていないと、ちぐはぐした印象になりますし、場にふさわしくないものもあるのです。文様の種類とその意味を押さえておくことが、最も重要なポイントですから、ぜひ参考にしてみてください。

 

正倉院文様

正倉院文様は、東大寺正倉院に伝わる染織品に多くみられる文様のことです。現在では、正倉院に収められている楽器や調度品をデザイン化したものも含めて正倉院文様とされています。日本の古典文様の中で最古ものとして位置づけられています。

 

代表的な文様には、子孫繁栄を願う「葡萄唐草」、空想の花の文様で多彩な花形「唐花(からはな)」、斜め格子に鹿の「有栖川」、牡丹と兎の「花兎」、蔦と花の唐草模様「宝相華(ほうそうげ)」、麒麟や鳳凰など伝説の生き物が挙げられます。

 

有職文様

有職文様(ゆうそくもんよう)は、平安貴族の装束や調度品に使われてきた文様です。パターン化された文様を前後左右に連続させる幾何学文様になっています。儀式や故実に詳しい有識者の衣装に用いられていたことから有職文様と呼ばれるようになりました。

 

基本的な文様には、正六角形をつなげた亀甲文、円形で構成させた丸文、平行線が交わった菱文、三角形をならべた鱗紋があります。これらに、蝶・花・鳥・波などを組み合わせたものが割付文様です。花菱紋(はなびしんもん)、花菱亀甲紋、向い鶴菱紋(むかいつるひしもん)、七宝紋などがあります。

 

御所解文様

江戸時代後期に、大名の奥方や御殿女中に好まれた文様です。優雅な平安時代への憧れから生まれた文様です。富や華やかさの象徴であり、女性の幸福を意味するといわれています。

 

代表的な文様は、御所車(ごしょぐるま:天皇や貴族など、高貴な人が乗る牛車)や几帳(きちょう:間仕切りの一種)宮殿からの風景、四季の植物や動物があります。源氏物語といった平安文学や能楽をモチーフとしていることも特徴です。

 

吉祥文様

吉祥文様は縁起が良く、幸福のしるしとして用いられる文様です。中国の思想から取り入れ、日本で独自に発展した文様であるといわれています。結婚式などに用いられる定番の文様です。

 

代表的な文様には、「鶴は千年」といわれるように長寿や生命力の豊かさの象徴「鶴」、平和の象徴「鳳凰」、お祝いの象徴「熨斗(のし)」「宝船」、厳しい環境に耐えて成長する植物である梅、蘭、竹、菊の花が揃った「四君子」などがあります。

 

更紗文様

更紗紋様は、人物や鳥獣、草花をモチーフにデザイン化した文様です。幾何学的・抽象的な文様も多くあります。インドの染織品をルーツとし、日本独自の美しい文様に発展しました。

 

代表的な紋様には、扇、香袋、銀杏があります。手描きによる繊細な金彩の帯であれば、紬の街着の着物に合わせて食事会や観劇などセミフォーマルな場面に着用が可能です。

 

参考文献:藤井健三著『格と季節がひと目でわかる きものの文様』世界文化社

 

高級な帯の見分け方

 

帯が高級だと評価されるのは、まず帯の多くが正絹といわれる絹織物だからです。染めや織り、さまざまな工程にも手間がかかることも挙げられます。さらに、手織り、手描きといった手作業による高い技術を必要とし、制作期間が数ヶ月におよぶものも少なくありません。帯を一目見てこれらを判断することは難しいです。しかし、誰が見ても高級だと分かるポイントもあります。

 

高級な帯を見分けるポイントは、以下の6つです。

 

  • 素材が正絹である

 

  • 日本三大産地で生産された帯

 

  • 有名織元が手がけた帯

 

  • 著名な作家物の帯

 

  • 証紙が付いている

 

  • 金糸銀糸があしらわれている

 

ここでは、高級な帯の見分け方について解説します。

 

素材が正絹である

帯が正絹で織られていることを証明できれば、高級であるといえます。ただ、絹織物が必ずしも高級かというと実はそうでもありません。安い輸入絹糸もたくさんありますし、粗悪なものもあります。

 

そこで、注目したいのが、「日本の絹マーク」もしくは「純国産絹マーク」です。これらのマークがあれば本物の絹織物であることが証明されます。これらのマークは、(一財)大日本蚕糸会が使用許諾をした登録者に与えられます。仕立て上がった帯の場合は、残布に貼り

付けられている場合もあります。

 

<日本の絹マーク>

 

絹織物のうち、日本で織られた白生地および日本で染織された帯(反物、仮仕立てのもの)につけられます。海外から輸入した生糸から国内で生産した帯であることの証明です。 

 

 

引用:日本の絹マーク|一般財団法人大日本蚕糸会 

 

<純国産絹マーク>

 

上記の「日本の絹マーク」には、絹糸の産地について規定がないため、海外産の絹が使われるものも混在していました。そこで、純国産の絹糸で生産された白生地であることを明らかにするため、純国産絹マークが作られ、生産履歴ならびに登録者名が記載されています。

 

 

引用:純国産絹マーク|一般財団法人大日本蚕糸会 

 

日本三大産地で生産された帯

 

帯の産地といえば、真っ先に挙げられるのが西陣織です。帯に詳しくなくても、名前は聞いたことがある方が多いでしょう。京都府・西陣地域をはじめとして、福岡県・博多市周辺、群馬県・桐生市が帯の三大産地です。それぞれ、「西陣織」「博多織」「桐生織」と呼ばれる織物の帯があります。日本の伝統的工芸品に指定され、高い評価を得ている高級な帯です。

 

三大産地で帯の生産量のほとんどを占めているほどです。このほか、沖縄本島北部の大宜味村喜如嘉の「芭蕉布」、山形県米沢市の「米沢織」の帯も有名です。

 

参考:伝統的工芸品|経済産業省伝統的工芸品指定品目一覧|経済産業省

 

有名織元が手がけた帯

帯の三大産地には、織元の中でも屈指の存在といわれる有名織元があります。熟練した職人によって手間と時間をかけて作られているため、高級品であることに間違いはありません。

 

それぞれの代表的な織元を以下に示します。

 

<西陣織>

 

  • 川島織物(1843年創業)

 

  • 服部織物(1788年創業)

 

  • 龍村美術織物(1894年創業)

 

  • 株式会社細尾(1688年創業)

 

  • 河合美術織物(1908年創業)

 

<博多織>

 

  • 株式会社岡野(1897年創業)

 

  • 筑前織物株式会社(1949年創業)

 

<桐生織>

 

  • 有限会社髙光織物工場(1913年創業)

 

  • 有限会社井清織物(1903年創業)

 

証紙が付いている

 

日本の伝統的工芸品に指定されている帯には、証紙が付いています。それぞれの組合で実施する検査を通過すると証紙が貼られ、その品質を保証しているのです。帯地の種類や織元の登録番号が印字され、登録番号が若い数ほど、組合発足当初からの組合員であることを示しています。

 

一例として、西陣織工業組合が発行する証紙をご紹介します。袋帯、京袋帯、爪掻本綴帯、黒共帯の4種類です。

 

<袋帯用証紙>

 

 

<京袋帯用証紙>

 

 

<爪掻本綴帯用証紙>

 

 

<黒共帯用証紙>

 

 

引用:西陣織工業組合

 

金糸・銀糸や箔があしらわれている

袋帯や名古屋帯の織り帯には、金銀の糸や箔を積極的に用いたものがあり、まさに高級品です。織物は、経糸と緯糸で組織されているため、色が増えるごとに糸の種類も多くなります。見た目の美しさとともに、手数をかけて丹念に織り込まれているのです。したがって、彩り豊かで、金銀の糸や箔があしらわれた帯は格の高いものとして評価されます。

 

最後に

本記事では、帯地の織り方や柄の付き方、文様の種類について解説しました。帯の種類は、幅と長さで丸帯・袋帯・九寸名古屋帯・八寸名古屋帯・半幅帯の5つに分類されます。帯と着物は自分の好みだけで組み合わせるのではなく、着物の格に合わせて選ぶことが大切です。着物の格にふさわしい帯を見分けるポイントには、染めと織りの違いや使われる生地、柄付け、織り上げられる文様があります。この記事を参考に、着物と帯の格を合わせた装いを目指してみてください。

 

この記事を書いた人

着物買取の窓口編集部

はじめての着物買取で生じる様々な疑問にお答えできるメディア「着物買取の窓口」を運営する編集部です。着物の正しい知識とリアルな体験談を主軸に情報をお届けします。

この記事の監修者

ナヴィカス祐木

津田塾大学大学院修士課程修了。大学在籍時に着付けを始め、若干20代で着付け師としてデビュー。毎年成人...